パワハラが隠蔽体質になりやすいのは転職が影響
現代社会では、パワハラに悩んでいても我慢している人がほとんどです。
パワハラが行われているような会社はいわゆるブラック企業ですから、すぐに辞めて違った環境へ移るのがベストだと考えるかもしれませんが、まだまだ好景気とは言えない現状では簡単に転職するわけにもいきません。
この現状は、働き手の心理に大きな影響を与えています。
今の会社を辞めても次に行く場所があるわけではないため、我慢するようになるのです。
特に中高年であれば、自分がパワハラを受けていたとしても、将来を考慮して敢えて公言しないわけです。ですから、人事担当者は、隠れたパワハラを行為を見つけるのが非常に困難です。
実際に悩んでいる社員に声をかけても、本音が出てくるかどうかは分かりません。
子供もそうですが、いじめられている子供は、いじめっ子の事を悪く言わないものです。このような、いわば隠蔽体質になりやすいのが現状のパワハラの実態でもあります。
顕在化したくてもできない潜在パワハラが増加中
パワハラをする人もされてしまう人も、社会環境の変化の中で発生したといってもいいでしょう。いわば、加害者も被害者も時代の被害者であるというわけです。
上からは責められ、下は言うことを聞いてくれないような環境で日々を奮闘し、その中で数字という結果を残していかなければならないのです。
若い世代の人たちは粘り強さが低下してきており、すぐに潰れてしまうこともありますから注意が必要です。とはいえ、自由に放置することが好ましいということでもありません。仕事で成果を出すために、指導や叱責が必要になることは当然に存在します。
難しいのは、加減やバランスにあるということです。ここは感覚値で判断されてしまうところでもあるため、パワハラを余計に難しく捉えにくいものにしているといえます。
