上司との部下の関係が人間比較になってしまう
上司と部下という関係は、仕事上での範囲のことです。
誰の指示を受けて、誰に報告するのか。
上司と部下の関係は会社組織を前提に成立しているのですが、パワハラとされることの多くは、上司部下の関係を人間的な関係と混在してしまうところにもある事が分かっています。
つまり、人間的な価値は会社の組織とは関係ないのにも関わらず、上司側の立場が人間的に優れていると勘違いしてしまうことです。
人間的に上にいると勘違いすることで、部下に対する言葉づかいが変わってきます。
人権を侵害するような言葉が、仕事の指導の中に垣間見られるようになってくると、部下も精神的に参ってしまうのは当然のことでしょう。しかも、上司は部下を選ぶことができるのかもしれませんが、部下に上司を選ぶという権限は一切ないのです。
仕事上(職制)による上下関係と、人間としての上限関係を誤解してしまうと、自分は部下として怒られているのではなく、人間としてダメなんだ、と思うようになり、休職するケースもよくあります。
ビジネスとプライベートの混同が招くパワハラ
仕事上での上下関係と人間の上下関係とは全く違うものだということを、上司の立場にあたる管理職は十分に理解しておく必要があります。良くも悪くも会社内の上下関係は会社という極めて限定的かつ閉鎖的な組織内部で成立するものであって、それがプライベートや日常生活など会社以外の場所にまで影響を与えるものではありません
特に、優秀な上司・管理職ほど注意が必要です。
優秀であるほど、自分に厳しいということは良いのですが、その厳しさを他人にも求めてしまう傾向があるからです。
その結果、人間としての比較を自分と部下の間で始めてしまい、厳しさ故の「パワハラ」を生むことに繋がってしまいます。
